今週ご紹介致しますのは、納品となりましたガレージキットの作例になります。

大胆なストーリーラインの改変が話題をとなりました新解釈の劇場版ヱヴァンゲリヲンの３作目”Q”より、眼帯を付けたラフなイメージで新たな魅力を打ち出した、式波・アスカ・ラングレー。今回はその”Q”版アスカを元に原型師の大胆なアレンジが加わり、妖艶な雰囲気を身にまとったアスカのキットを製作致しました。こちらのキットのディーラーは産婦人科Mさま。

お客様のご要望はメタリック調のつやのある質感でスーツを仕上げること、そしてお客様よりご提供頂きましたベースを使うことという事でお預かりいたしました。ご覧の通りのかなりスレンダーな足１本で立ち、かつ斜めになっていて非常にアンバランスな姿勢なのですが、今回はあえて支えなどは立てずそのままの状態で仕上げました。もちろん、お客様にもご説明し、てご理解頂いております。その分、余分なものが見えない状態での仕上がりは実に素晴らしく、造形の独特な雰囲気に引き込まれること請け合いです。

初号機のディフォルメにも見える何かを踏みつぶしつまみ上げるアスカ。その表情は楽しげのようにも、無感情なようにも見え言い知れぬ雰囲気に仕上がっています。ミステリアスな魅力あふれる作品に、お客様も大満足頂いての納品となりました。